あなたは毎日どれくらい学習していますか?
日本の社会人の勉強時間はたったの6分
25歳以上の短期高等教育機関への入学者の割合(2014)では、日本はOECD諸国中(経済協力開発機構)で最下位(17位)
(参照:NewsPicks 先進国一、勉強しない日本の会社員に明日はあるのか?)
日本の学生は勉強しない
下の比較は日本、アメリカ、オーストラリアでの授業を除く平均学習時間
- 日本 79分
- アメリカ 168分
- オーストラリア 265分
参照:CLABEL 大学生の勉強時間を徹底考察!平均学習時間や海外との比較まとめ
日本人ってほんと学習しないのですね
働き方改革も大事だけど、学び方も改革していかないといけないなと感じる今日この頃です
最近パンデミックの影響で、たくさんの大学が経営危機に陥っているというニュースを見かけたので、大学になにが起こっているのか、これからの大学がどのようになりそうなのか、トレンドをまとめ・予測してみました
パンデミックの影響により高等教育のかたちが変わる?
そもそも大学はいらない?
もともと高学歴じゃないと良い就職ができないと言われていました
まだその傾向が残っている会社もたくさんありますが、学歴は関係ないというスタンスの会社もだいぶ増えてきています
特に海外では、大企業の社長が大学中退だったりもします
例えば知らない人がいないくらいの大企業であるMicrosoftのBillGates
AppleのSteveJobs
FacebookのMarkZuckerberg
などそれぞれ大学にいるときに起業したりして中退しています
そのほかにもBoxの創業者兼CEOのAaronLevie
Dell創設者兼CEOのMichaelDell
オラクル共同創業者兼CEOのLarryEllison
このブログも使っているWordPress開発者Automaticの創業者兼CEOのMattMullenweg
Dropbox共同設立者のArashFerdowsiなどがいます
日本では、
高校を中退して17歳からビジネスの世界に身を転じたGMOグループの創業社長である熊谷正寿
早稲田実業学校在学中にバンドを結成し、その後レコード・CDの通販ビジネスからアパレルへ進出した前沢友作
オン・ザ・エッヂを設立後に東京大学を中退し、東証マザーズへ上場後、ライブドアへ社名を変更。2006年の上場廃止後、実業家として活躍しているホリエモン
などが有名なところでしょうか
まだまだ日本では中退して起業する人の数は少ないですが、今後はもっと増加する傾向と思われます
大学へ行く価値とは?
そもそもあなたは大学へなぜ行ったのですか?
周りの環境から大学へいくことが当たり前という雰囲気の中でなんとなく大学へ行った方も多いのではないでしょうか?
ひとまずある程度良い大学を卒業しないと良い会社へ就職できなから大学へ行ったという人も多いのではないでしょうか?
ぼくは建築家になりたい夢が小さいころからあって、そのために建築の専門教育を受けるために大学へいきました
在学中はがむしゃらに勉強して、卒業後に世界的有名建築事務所へ入社でき、11.5年後にコンサルへ転職、そしてリストラを経て独立しました
あれ?今は建築じゃないのと思われることもありますが、建築業界にいた経験を活用して今も活動はしています
なので自分自身の経験では、大学は行って良かったなと感じますが、大学について思うところはいろいろあります(いろいろのところはまた後日まとめます)
これからの時代
働き方改革が進む社会では、学歴より個々の能力が問われる時代になると予測されます
個々の能力をどれだけ成長させることができるかが、大学へ行く意義だと勝手に考えています
これから大学へ行くことを検討している方は、大学行く理由をしっかり作ってから行くことをお勧めします
大学の学費は適性?
大学の意味が問われている今の世の中で、大学の学費は適性でしょうか?
まず日本の大学の相場をみてみましょう
区分 | 合計(授業料+入学料+その他) |
---|---|
国立大学 | 81万7800円 |
公立大学 | 93万2251円 |
私立大文系 | 116万6692円 |
私立大理系 | 154万4963円 |
私立大医歯系 | 482万2394円 |
これに衣食住で月に約15万(東京を想定し平均の上のほうを使った場合)かかると想定すると、衣食住だけで年間180万かかります。学費と合わせたら下の表のようになります
参照:大学生の一人暮らしのかかる費用と毎月の生活はどれくらい
区分 | 合計(授業料+入学料+その他) | 合計(衣食住込み) | 合計(4年間) |
---|---|---|---|
国立大学 | 81万7800円 | 約262万円 | 1,048万円 |
公立大学 | 93万2251円 | 約273万円 | 1,092万円 |
私立大文系 | 116万6692円 | 約297万円 | 1,188万円 |
私立大理系 | 154万4963円 | 約334万円 | 1,336万円 |
私立大医歯系 | 482万2394円 | 約662万円 | 2,648万円 |
下がアメリカの大学の相場になります。区分の考え方が日本と少し違い、大きくは3タイプ:コミュニティカレッジ、州立大学、私立大学になります
コミュニティカレッジは公立の2年制なので、今回の比較からは外します
州立大学は実家が同じ州にある場合と他の州にある場合で学費が変わります。これは州の在住者の税金(State Tax)が関係しているので、他の州に州税をはらっていると学費が高くなっています。
日本のように文系・理系などで学費が変わることはありません。
区分 | 合計(授業料+入学料+その他) |
---|---|
州立大学(州在住) | 10,230ドル(約110万円) |
州立大学(州外在住) | 26,290ドル(約282万円) |
私立大学 | 35,830ドル(約390万円) |
アメリカではほとんどの大学が学生寮を備えており、1・2年生は許可をとらないかぎり基本学生寮にすむことなります。3・4年生は自分でキャンパスの近くのアパートに住んだり、学生寮に留まることが可能になります。同じ資料から、学生寮とその他もろもろ(大学関連書籍や雑費など)のコストの合計が年間約15000ドル(約160万円)これに通信費・娯楽・交際費などを足して年間約180万と想定します
区分 | 合計(授業料+入学料+その他) | 合計(衣食住込み) | 合計(4年間) |
---|---|---|---|
州立大学(州在住) | 10,230ドル(約110万円) | 約290万円 | 1,160万円 |
州立大学(州外在住) | 26,290ドル(約282万円) | 約462万円 | 1,848万円 |
私立大学 | 35,830ドル(約390万円) | 約570万円 | 2,280万円 |
日本もアメリカも大学の費用結構かかりますね。
アメリカの方が割高で、州在住で州立大学(1,160万円)行っても日本の私立の文系(1,188万円)ぐらい、州外から行く州立大学(1,848万円)は日本の私立理系(1,336万円)の約1.4倍。私立(2,280万円)に行くと日本の医大(2,648万円)近い金額になります
では、これだけお金のかかる大学が今どうなっているのか見ていきましょう
世界の高等教育での状況
世界(特にアメリカ)のネットで公表されている記事をいくつか調査してみた結果、大きく下の4つについての内容が多かったです
- 深刻な財政問題
- オンライン授業の課題点
- キャンパスに住む学生が多いところがダメージ大
- これからの大学の可能性
それぞれのポイントについて整理していきます
日本語は筆者の要約で、箱のなかは記事からの引用になります
深刻な財政問題
まとめ
- 公立・州立大学の15%は平均90日分の現金の蓄えしかない
- 15%~25%の新入生減(特に留学生が減ることが予想されている)
- すでに100億円以上の損失をだしているところもある
- アメリカ全体で約2400億円ほどの損失が予測されている
- 財政破綻する大学もかなり出てくると予想されている
- 他の大学と合併することを検討しているところもある
記事からの抜粋
いくつかの教育期間では2020年春学期の間だけで$100 million (約107億円)の損失を予想している、そして秋学期に来るであろうもっと大きな損失に備えている
"Some institutions are projecting $100 million losses for the spring, and many are now bracing for an even bigger financial hit in the fall..."
引用元:2020.04.15 NYTIMES – After Coronavirus, Colleges Worry: Will Students Come Back?
高等教育期間ではアメリカ全体で新入生の数が15%減少し、$23 billion (約2400億円)の収入減少に値すると予測している
"A higher education group has predicted a 15 percent drop in enrollment nationwide, amounting to a $23 billion revenue loss.
引用元:2020.04.15 NYTIMES – After Coronavirus, Colleges Worry: Will Students Come Back?
アメリカが発表した緊急支援資金の216兆円のうち、高等教育に充てられたのは$14 billion (約1.5兆円)、そのうち$6 billion (約6,400億円)は財政難に陥っている生徒たちにむけてのものになります
残った緊急支援資金は大学全体の経費のたったの1%にしかなっておらず、大学の学長たちは、奨学金を減らしたり、他の対策をとっても、この支援資金では大学のプログラムや職員を守るためには足りないと言っています。彼らは次の緊急支援資金では最低$46.6 billion (約5兆円)規模が必要で、それらを平等にそれぞれの機関に振り分ける必要があると言っています。
"Although Congress provided $14 billion for higher education in the $2 trillion rescue bill signed by President Trump last month, a large chunk of that, $6 billion, was in the form of emergency cash grants for students in financial distress. The rest of the bailout amounts to just 1 percent of total university expenses. College presidents say that will not be enough to protect some institutions from slashing their staff and programs, cutting back scholarships or perhaps even going under. They are asking for at least $46.6 billion in aid, to be divided equally between institutions and students in the next stimulus package."
引用元:2020.04.15 NYTIMES – After Coronavirus, Colleges Worry: Will Students Come Back?
信用格付け会社のMoody’s によると、コロナの前から30%の大学が赤字経営をしており、公立・州立大学の15%は90日分の現金しか持っていなかった
"Even before coronavirus, 30 per cent of colleges tracked by rating agency Moody's were running deficits, while 15 per cent of public universities had less than 90 days of cash on hand.
参照:2020.04.27 Financial Times – Coronavirus bursts the US college education bubble
大学機関が閉鎖され、収益が下がり、寄付金が落ち込み、オンライン授業への移行にてこずっている中、Moody’s はセクター全体を”安定”から”ネガティブ”へ格下げした。アメリカ教育協会はこの1年で約$23 billion(約2400億円)の収益源を予測している。4月27日の週に行われたサーベイでは、57%の大学長たちがスタッフの解雇を検討していると答えた。半分の回答は、一部のプログラムを排除するか、統合させると答え、64%は長期的な財政状態が今一番の課題と述べた。アメリカの大学システムが空洞化しそうだ。
Now, with colleges shuttered, revenues reduced, endowment investments plunging, and the added struggle of shifting from physical to virtual education, Moody's has downgraded the entire sector to negative from stable. The American Council on Education believes revenues in higher education will decline by $23bn over the next academic year. In one survey this week, 57 per cent of university presidents said they planned to lay off staff. Half said they would merge or eliminate some programmes, while 64 per cent, said that long-term financial viability was their most pressing issue. It's very likely we are about to see the hollowing out of America's university system.
参照:2020.04.27 Financial Times – Coronavirus bursts the US college education bubble
アメリカの大学はワールドクラスだが、システム全体としては問題があり、その中でも大きな問題がコストです。私(FTオリジナル記事の筆者)はアメリカの2兆ドル(210兆円)にもなる学生の借金について何度も書いてきました。高騰した学費、価値のない学位、政府と大学による危険な投資が、経済成長と社会的流動性にとって翁逆風となっています。
参照:2020.04.27 Financial Times – Coronavirus bursts the US college education bubble
US Universities are world class. But the system as a whole is in trouble. Cost is a big part of the problem. I've written many times about the US's dangerous $2 tn student debt load. Soaring tuition fees, worthless degrees and dicey investments made by universities and the government have become a huge headwind to economic growth and social mobility.
参照:2020.04.27 Financial Times – Coronavirus bursts the US college education bubble
また、パンデミックにより引き起こされた、オンラインコースの検証も見ていきましょう。教育機関はオンラインで行えれる授業に対しての料金の引き下げを迫られています。ビジネスが通常通りに戻れは、料金も高く戻すことができるかもしれませんが、新入生の減少の高い可能性から、いくつかのクラスは料金が下がったままになるかもしれません。そうすれば、長く必要とされていたアメリカの高等教育の高い学費にデフレの始まりになるかもしれません。
We might also look closely at the effects of our pandemic-induced, real-time experiment with online learning. Institutions are under pressure to drop fees for classes conducted virtually. The fees may go back up whenever business might return as usual. But, given the likely decrease in enrollment rates, some may stay down for good. If so, that would be the beginning of some much needed deflation in the price of US higher education.
参照:2020.04.27 Financial Times – Coronavirus bursts the US college education bubble
予測では、世界のどのエリアかにもよりますが、15%から25%の新入生の減少が予測されています。(SARSのエピデミックから高等教育が回復するには約2年かかりました。)
Forecasts predict anywhere from a 15% to 25% decline in enrolment, depending in which part of the world the calculation are made. (It took higher education two years to recover from the impact of the SARS epidemic)
参照:2020.05.09 UNIVERSITY WORLD NEWS – Higher education opportunities after COVID-19
オンライン授業の課題点
まとめ
- 時差による留学性への対応ができていない
- オンライン授業だけでは高い学費に不満が多い(大学の学費は教育だけじゃでなく、キャンパスライフ(ジム、図書館、StudentCenter、など)を含んだ経験への対価という認識
記事からの抜粋
カリフォルニア州立大学は、23の大学キャンパスのほとんどを少なくとも秋学期の終わりまでオンラインですることを発表した。ただ、訓練線に乗ってクラスを開催するマリタイムアカデミーなどは、いくつかの例外の一つになるかもしれません。カリフォルニア州立大学には48万2千人の生徒がいます。
California State University said almost all classes across its 23 university campuses would be online at least until the end of the fall term. Programs such as the maritime academy, which holds classes aboard a training ship, may be among a handful of exceptions. The Cal State university serves 482,000 students.
参照:2020.05.16 REUTERS – Fearing COVID-19, biggest U.S. university system makes fall term virtual
大学と異なるタイムゾーンにいる家族と暮らしている一部の生徒には、決まった時間に開催されるクラスに参加するには問題があります。
またいくつかのクラスはオンラインにするのが難しいです
サンフランシスコ州立大学の21歳のスタジオアート学部の生徒は”私のとるクラスのほとんどはラボでやるスタジオクラスです”と述べました
大学にとって授業をオンラインにするのもかなりコストがかかっています。5月2週目にカリフォルニア州立大学の評議員会は、COVID-19による収益減少と、追加にかかる費用が$337 million (約360億円)になると協議しました。
Some students are now living with their families in different time zones, which can be a problem for classes with fixed times. Some classes are hard to make virtual. "A lot of the art classes that I take are lab classes, they're studio classes," said William hunter, a 21-year-old studio arts major at San Francisco State University. Moving online has been costly for the universities. Earlier this week Cal State's board of trustees discussed an estimated $337 million in new costs and revenue losses for the spring term due to COVID-19.
参照:2020.05.16 REUTERS – Fearing COVID-19, biggest U.S. university system makes fall term virtual
多くの学生は、ウイルスが影響を与えた大学のありかたに不満を持っています。一部の生徒にとっては彼らが払っている学費に対して、オンラインのクラス、閉鎖された学生センター、ジム、実験室などは高すぎると思っています。シカゴ大学やアイオワ州立大学では、学生たちはパンデミックが続く限り学費を50%にするよう大学に請願しています。
Many current students are dissatisfied with how the virus has changed he nature of college. To some, online classes and closed student centers, gyms and science labs do not seem worth the high prices they are paying. At places like the University of Chicago and Iowa State, students are petitioning their schools to cut tuition by as much as 50 percent for as long as the pandemic lasts.
参照:2020.04.15 NYTIMES – After Coronavirus, Colleges Worry: Will Students Come Back?
学生が大学へ払う年間5万ドル(約540万円)は、教授たちだけではもっとたくさんのことに対して支払っています。彼らは大学での経験に対してお金を払っています。デート、寮生活、学生友好クラブ、キャンパスでフリスビーなど、過去1世紀の間に大学というものを定義してきた要素・経験に対してお金を払っています。これが一つの理由で、大学は実際の教育だけでなく、大学の設備、アメニティ、課外プログラムなどにたくさんのお金を掛けてきました
When students shell out $50,000 a year to attend a school that admits a majority of applicants, they're paying for a lot more than professors. They're paying for the experience of college: dating, dorm life, fraternities and sororities, Frisbee on the quad - all the stuff that has come to define college for the past century or so. This is one reason, perhaps, that colleges and universities have spent so much money on amenities and extracurricular diversions, rather than actual education, in recent years.
参照:2020.04.04 BLOOMBERG – Coronavirus Pushes Higher Education at the Brink
キャンパスに住む学生が多いところがダメージ大
まとめ
- 街に近い場所にある大学は、このようなパンデミックの際に、自宅から通うことも可能
- 学生を大学にとどめたり、家に帰したりが難しい
記事からの抜粋
The House Tutoring Lounge の創設者兼CEOのGil Giboriは、”この経済的チャレンジを乗り切るのに最も有利な立場にある大学は、大都市の通学型大学でしょう。自宅に住みながら、人数制限されたクラスを通いながら受けることの方が、密集したキャンパスの寮に子供を送るより、格段と良いオプションになると考えます”と述べています。
"The colleges best positioned to survive the finance challenge may be the urban commuter schools. Living at home while attending schools with limited-sized classes may become a much more palatable option for parents afraid to send their children to live in densely populated campus dorms," said Gil Gibori, CEO and founder of The House Tutoring Lounge
Pryor Education Insights の創設者のJohn Pryorは、”新入生にとっては混乱になるでしょう。たくさんの数か月前に入学が決定しエキサイトしていた生徒たちは、1年間の休学を取ることを選ぶでしょう。学校が自宅から遠く離れていて、必要に応じて自宅に帰るのが困難な場合は特にそうなるでしょう。”と述べています。
" For new students, it's going to be a mess. I expect that we will see many of the students who were so excited to be accepted a few months ago will either elect to take a gap year. Especially if the school is residential and far enough from home to make it difficult to return if needed," said John Pryor, founder of Pryor Education Insights.
これからの大学の可能性
まとめ
- 今回のパンデミックが大学の在り方を変革する大きな機会となる
- 1年と通したカリキュラムの作成
- 入学時期は1年間いつでも(企業の採用スケジュールも変わる必要がある)
- 大学入試はオンライン化
記事からの抜粋
African Leadership Universityの学長であるGaidi Farajは、”パンデミックでの影響は課題を浮き彫りにする一方で、古い習慣から脱却し、テクノロジーを有効活用した新しくインパクトのある学習の形を作り出す大きな機会でもある”と述べています
"...While it presents its challenges, it is also a massive opportunity to break out of old habits and create new, impactful, relevant modes of learning that take advantage of technology and this moment," aid Gaidi Faraj, dean of African Leadership University.
University World News ではこれからのオプチューニティ(機会)を下のようにリストしています。
・ビジョン計画は戦略計画を補足していく
・対面とオンラインの学習のベストな組み合わせを12か月間を学年度とした制度でやると、学習進歩と卒業率は向上するであろう
・通年の入学採用を取り入れることにより、志願者は大学の選択と入学に大きな柔軟性を得られるでしょう
・新しいビジネスモデルと資金調達の仕組みは、ボトムラインに安定性をもたらるでしょう
・アカデミー(教育機関)の間で競争ではなくコラボレーションが望まれるでしょう
Opportunities ・Vision planning will supplement strategic planning. ・The academic year will be 12 months long and combine the best of in-person and online learning and will contribute to improved progression and graduation rates. ・Year-round recruitment activities will allow applicants greater flexibility in college and university selection and enrolment ・New business models and financing options will bring stability to the 'bottom line'. ・Collaboration, not competition, will be embraced by all members of the academy.
参照:2020.05.09 UNIVERSITY WORLD NEWS – Higher education opportunities after COVID-19
これからの世界の高等教育:まとめ
今回のパンデミックは、働いている人たちだけでなく学校で学んでいる人たち、また大学で教えている側にも多大な影響をおよぼしています
働き方が大きく変革していくように、学び方も大きく変革していくと思われる可能性がいろいろ出てきました
大学のキャンパスに行く意味の再定義
オンラインとオフラインの組み合わせたカリキュラム
学期という考え方から通年のカリキュラムへの変化
大学どおしが競争ではなく共存するためにコラボレーションが広がる
大学が提供できる教育(学習だけでなく社会的経験)にもとづいた学費の考えられ方
パンデミックという不可抗力的要素が、世界を変えていくを実感します
今までの在り方から大きく変化があるなか、個人がそれぞれ何をしたいのか、どういう形でそれを実現するのかを決めていくことが大事になります
日々情報があふれている現代社会のなかで、自分にとって有益な情報を選びぬき、自分の意思で決断をしていきましょう
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